こんにちは!
私がVENTURASでインターンを始めて一カ月半ほど経ちました。
そこで今回は私が関わっている事業について思ったこと、感じたことやこれからの意気込みを話していきたいと思います。
まず、私が関わっている事業(STEMON BD)についてです。
STEM教育メソットを取り入れ、バングラデシュの子ども達(未就学児から高校生まで!)に週2回プログラミングの授業を行っています。この授業では一方的に教えるのではなく、自分で学び、理解していけるように毎回ミッションを課し、達成していくスタイルで行っています。また、このSTEMON BDではプログラミングの知識を身に付けられるだけでなく、自発性、創造性、判断力、問題解決力を養うことを本質的なねらいとしています。
さて、VENTURASに関わり授業を行ってきた中で、感じたことを大きく3つに分けてお話していきたいと思います。
毎週このようにSTEMON BD講師だけでも会議を行い、
どのように授業をするのか等を和気あいあいと話し合っています😀
素敵な講師の方々です。
1つめは責任感のある仕事を任せていただいているということです。私たちインターン生はただ授業を行うだけではなく、教材を日本語から英語に翻訳する作業、授業案の改善、カリキュラム作成、STEMON JPの方々との連絡等様々な業務を任せていただいております。インターンとはいえ、社員さんからの指示を待ち、その指示通りに行うというのではなく、インターン生同士で考えた事を、代表のよりこさんはじめ、バングラデシュ人の社員の方に提案したり、意見をする事が求められたりします。そのため責任感や緊張感を日々感じながら、でも困ったときは助けていただきながら、過ごさせていただいております。
高学年だと恥ずかしいのか、このように子どもたちの顔が見えないこともあります。
いつか子どもたちの顔が見たいなと思っています。
2つめはオンラインで教えることの難しさです。今まで、家庭教師やNPOで学習支援をしていた経験や、教育実習を4回行った経験や青年海外協力隊としてセネガルの子ども達に授業を行ってきた経験等、「教える」機会は他の人よりも多かったと思います。しかし、VENTURASのインターンで初めて「オンライン」で教える事になり、様々な課題に直面しました。例えば、授業で児童・生徒一人一人の画面を共有して進捗具合を把握するのですが、画面共有ができなかったり、カメラをオンにしない、できないということです。
そのため、プログラミング事業に関わっているバングラデシュ人、日本人で、課題や困っている事についてどのように解決するのかという事を毎週の会議で話し合い、最善策を模索しています。大変ではありますが、日々成長を感じながら楽しく過ごさせていただいております。
Scratch以外にHTMLを教えたりもしました。
HTMLについて何も知らなかった私は、授業をするにあたり
バングラデシュの講師陣に教えてもらったり、自分で勉強をしました。
教えてくれる仲間がいることはとても心強いです‼
3つめは思っているよりもプログラミング、STEMONに興味関心のある子どもや教育熱心な保護者の方が多いということです。授業では月謝を保護者の方からいただいています。その月謝もバングラデシュの最低賃金から考えるとそこまで安くはありません。しかし、今30人以上の子ども達がプログラミングコースに参加しているということは、バングラデシュの人々の需要があり、バングラデシュの人々がプログラミングにお金をかける価値があると思っている証だと思います。その思いに応えるため、STEMON BDに関わっている人々は、授業を受けている子ども達に対して、学びのある授業を提供し、このSTEMON BDで何か1つでも多くのものを得られるように日々考えていかくことが求められているなあ、と改めて感じました。
私が初めて受け持ったクラスの子ども達。
子ども達の新しいものを吸収する速さには驚かされっぱなしです。
さて、今まで授業で感じたことについて話をさせてもらいました。子ども達がより自発性、創造性、判断力、問題解決力を養えるように残りの3カ月半、私も日々精進していきたいと思います。(ざっくりしていますが、お許しください。)
そして、バングラデシュにいながら日本人に教えてもらうという経験をしている子ども達が大きくなって、バングラデシュと日本の架け橋になるような仕事に就きたいといってくれたら嬉しいなぁなんて思っていたりもいます。
少し長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは、また。
文責:菊池彩香