インターンをはじめたきっかけ
私は現在大学4年です。大学では、英文学科に所属をしており、イギリス文化や言語学を中心に勉強しています。
そんな私が大学4年の夏からVENTURASでインターンを始めようと思ったきっかけは、大学4年の春学期に履修した二つの国際関係の授業でした。
授業ではイラク戦争によって夢を断たれた青年や故郷を破壊された人々の映像を見たり、日本に外国人労働者として入国し、不自由で過酷な生活を強いられている外国の方の生の声を聞いたりしました。
同じ人間として、同じ日本に住む者として衝撃的な現実ばかりで、心を痛め、どうにか解決したいと思ったと同時に、自分自身がその現実を他人事のように受け止めってしまっていることにも気がつきました。
社会問題を解決するためには当事者意識を持つことが最も重要であると思い、分からないながらも何かアクションを起こそうと、自分にできることを探しました。
そこで、就職活動も落ち着いたため、外部のSDGsの勉強会に参加し学ぶ中で、途上国の発展に繋がるボランティアやインターンをしようと決意をしました。
そのとき、VENTURASのインターンを知り、発展途上国の現状に目を向けたい・人々の役に立ちたいと思い、参加を決めました。
私は大学1年の頃から、個別塾で講師としてアルバイトをしていることもあり、初めは日本語講師として働きたいと考えていましたが、日本企業とバングラデシュのエンジニアの直接的な架け橋になりたいと思い、セールス職に参加しています。
今までの経験
恥ずかしながら、今までボランティア活動などに従事した経験はありません。しかし、高校時代に経験した2週間のイギリス留学での思い出と、大学4年間勤めている個別塾の講師の仕事を通して、「当事者意識を持つこと」、「広い視野を持つこと」、「相手に寄り添い行動すること」の重要性を学びました。
留学では、ルームメイトが同い年の中国人の女の子でした。当時の私は、固定観念が強く、失礼ながらも、中国の方に対してあまり良い印象を抱いていませんでした。
そのため、初めは深く関わろうとはしませんでしたが、彼女はいつも私の拙い英語を理解しようと耳を傾けてくれましたし、私が彼女の言うことを理解できるまで何度も話をしてくれました。
そこで私は、固定観念によって自分自身も損をしていたことに気がつき、多様な人と関わることで視野を広げる必要があると考えました。
私は京都出身ですが、留学でのその経験がきっかけとなり、地元を離れ、知り合いのいない東京の大学に進学をすることを決めました。
東京では、今まで以上に色々な考えを持つ人と出会いました。そして、相手の意見を否定するのではなく、聞き入れることで自分の視野を広げてきたと思っています。
また、大学3年の夏の終わり、中学3年の生徒の英語を担当することになりました。
その生徒は、理系分野を専門的に勉強することのできる高校への進学を強く志望していましたが、英語の成績が著しく悪く、合格の足枷となっていました。
本人に英語の成績を上げるための計画がないことや、このままでも合格できるだろうという楽観思考が英語へのやる気を下げていると考えました。
そこで、英語を勉強する重要性を伝えていくとともに、本人の好きなアニメを題材とした例文を作成するなど教え方にも工夫をしました。
また、初めのうちは、本人が興味を持っている分野から長文のトピックを選びました。
そうすることで、徐々に積極的に質問をしてくれるようになりましたし、結果的に7ヶ月で偏差値が20上がりました。
このように、多くの人に関わることのできる環境に身を置き、様々な考えに耳を傾けることで、視野を広げることができ、常に相手の立場になって行動することを心がけることで相手との関係も良好になり、当事者意識を持つことで問題点が見え、解決策を出すことができると学びました。
インターンで挑戦したいこと
今は、クライアント先になりうる企業のリストアップに注力していますが、今後はエンジニアの方々へのインタビューを受け、記事を書くことにも挑戦したいと思っています。
インタビュー内容を元に、読む人の興味を惹きつけるような文章を書くことで、エンジニアの方の将来に少しでも貢献できると考えています。
そのためには、文章力だけでなく、内容においても細かな部分でヒアリングをしたり、努力や結果を数値化したりする必要があります。
読み手の興味をひくためにはどうすれば良いのか、常に読み手目線で考え、エンジニアの方の経歴が詳細に読み手に伝わるように書く努力をします。
エンジニアの方々の生の声を聞けることも楽しみです。
リストアップに関しては、クライアント先になりうる企業をインターネットから探したり、コンピューターがピックアップした企業がクライアント先になりうるかどうかの最終チェックをしたりしています。
地道な作業ではありますが、ピックアップした企業に問い合わせメールを送り、興味を持って下さったと聞くと、自分の仕事は必ず誰かの役に立っていると感じることができます。
私は文系で、ITに関する知識がほぼゼロの状態から始めたため、苦労をしましたし、今も完璧な仕事を行えているとは言えません。
そのため、今後もITに関する単語を調べ、知識をアップデートしながら、エンジニアの方と企業の両方にとって最適な出会いとなるような仕事をしていきたいです。
将来ビジョン
社会に大きなプラスの影響を与える人間になりたいと思っています。そのためにはまず、目の前にいる人に革新を起こせる人材になる必要があります。
私は、来年の春から日系のITコンサルへ就職をします。
今後、社会でこのビジョンを達成をするにあたって、常に持ち続けていたいマインドがあります。それは、大学時代に培った「様々な人と積極的に関わり、考えの幅を広げること」「どれだけ些細なことであっても行動に移すこと」、「相手の立場になって考え、行動すること」です。
実際に動かなければ、現状を知ることができませんし、自分の価値観や尺度で物事を捉えてしまうと、ひとりよがりな結果になってしまいます。
私はどのような時もこの考えを行動の規範として、今後自身のビジョンを達成します。