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「あたりまえ」を伝える難しさ

· 日本就職,バングラデシュ,越境就職支援,社会人インターン,日本語教師

こんにちは!2021年8月より日本語アカデミーでインターンをしている角田美由希です。

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面接対策の授業の様子

今回は、VENTURASでのインターンを開始して約3週間で感じたことをお伝えしたいと思います。

私は現在、JPアカデミーで日本での就職を目指す生徒さんの面接対策を中心に担当させていただいております。

日本が純粋に好き

その中でまず、第一に印象に残ったことは、生徒の皆さんが純粋に日本を好きだと言ってくれることです。

大学の勉強や、仕事がある中、毎回レッスンに参加し、積極的に質問してくれ、一生懸命日本について調べながら、日本語を勉強しています。

そんな彼らの姿をみていると、なんとして彼らが、働きやすい環境を整えたい、彼らの期待に応えられる日本でありたいと思います。

「あたりまえ」を伝える難しさ

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日本の就活イベント

多くの留学生が就活イベントなどでその企業での留学生の活躍状況を質問します

面接対策をする中で、バングラデシュでの常識、あたりまえが日本の社会では通用しないことを教えなければなりません。

なぜそれがダメなのか、それが当然の環境の中で育ってきたために、説明するのにも悩んでしまうことが多々あります。

本当ならそれぞれの文化を尊重したいところですが、日本の会社に入った後にその違いに苦労するのは彼らです。

彼ら自身もそれをよくわかっていて、不安なことを聞くと、一番に挙がるのが「日本の文化にすぐに慣れられるかどうか」です。

その彼らの不安を少しでも減らせるよう、仕事や面接の場面を想像してもらいながら、同じ言動に対するバングラデシュでの反応と、日本での反応を一緒に考えるようにしています。

私自身毎回、どう伝えようか悩みのながらの授業ですが、改めて自分がこれから仕事を通して実現したいことはなんなのかを考えることができ、とても刺激になっています。

今後も少しでも彼らの役に立てるよう、他の先生方からも学びながら、努力していきたいと思います。

オンラインインターンは、自宅から大学や、仕事と両立しながらできる反面、今までの対面のインターンにはない難しさや、挑戦もあると思います。だからこそ、今しかできない経験を積めるチャンスと捉えて、迷っている方にはぜひお勧めしたいと思います。