インド留学中のインターンシップの様子
2021年8月からインターンをしている角田美由希と申します。
今回は私がインターンシップをしようと思った理由について書きたいと思います。
インターンシップといえば、大学生がするものというイメージが強いと思います。実際に私も大学時代に留学先でインターンシップを経験しました。
しかし私は現在、社会人インターンとしてこのVENTURASで仕事をしています。
なぜ、社会人である私が、インターンに踏み切ったのか、それは、自分の次の仕事に活かすために絶対に必要な経験だと思ったからです。
採用担当として目の当たりにした現実
私は大学卒業後就職した会社で、採用担当として働く中で、外国人の採用も行ってきました。
日本で就職しようとする留学生たちは、皆「日本が大好き」「日本の技術を学びたい」という熱心さを持っていると同時に、数年で日本語をビジネスで使えるまでに習得してきた、勤勉で優秀な学生ばかりです。
しかし、どんなに優秀な学生でも日本での就職がなかなか決まらなかったり、日本の企業文化に馴染めず、短期間で退職してしまうことも多いのが現状です。学生も、採用する会社も、時間とお金をかけて一生懸命勉強・準備をして、就職・採用活動をしています。にもかかわらず、短期間でそれが無になってしまうのは双方にとってとても残念なことです。
そこには様々な原因がありますが、改善されつつあるものの、未だ年齢や、性別、既婚・未婚を気にする日本独特の採用基準や、入社後のギャップなども原因です。
一番衝撃的だったのは、大学時代に留学していたインドの友人に、日本の就活イベントで会ったことでした。彼女は、インドのIT企業で確かな経験を積み、地元ではとても優秀な人として、憧れられていたような人物でした。しかし、その彼女が、女性であること、他の大学生より年齢が上であることなどがネックとなり、なかなか就職が決まらないと話してくれました。
そんな外国人採用の状況を目の当たりにしたことから、日本で就職を希望する外国人のサポートをしたいと思い、転職を決めましたが、そのままの自分では、経験も知識も足りません。まずは、日本の企業文化が他国のそれとどれだけ違うのか、どうすれば、お互いに理解できるのかを考えることが必要でした。
まずは自分が経験してみる
カナダ留学中に友人と旅行した際の一枚
そこで、まずは自分が日本以外の国の文化を体感するために、海外でインターンシップをすることに決め、カナダへ渡航し、約1年間、インターンシップのための貯金と、ビジネス英語の習得を準備をしていました。しかし、インターンシップをしようという直前で、新型コロナウイルスが流行し、全てのお店や施設がしまってしまい、やむなく帰国しました。
それでも当初の目的を果たすために、どうにか海外インターンができる方法はないかと探している中で見つけたのがこのVENTURASのオンラインインターンシップでした。
バングラデシュの若者の状況は、インドで見てきたものと重なる部分が多く、VENTURASの目的にとても共感しました。
さらに、外国人の仕事に対する考え方や日本で働きたい人が何を日本企業にどんなことを期待しているのかを知りたいと思っている私にとって、VENTURASの事業は必ず経験したいものでした。
現在の仕事と今後
日本語アカデミーの授業の様子
現在は、日本語アカデミー事業で、日本企業の面接を受けようとするエンジニアの方々の面接対策を中心に携わらせていただいています。
純粋に、「日本が好き」「日本の技術は一番」と言ってくれる生徒さんたちが、希望通りの仕事に就けるよう全力でサポートしていきたいと思っています。
彼らがどうして日本で働きたいと思っているのか、日本の会社をどう認識しているのかを学びながら、今後どうしていけば、日本企業と、そこで働く外国人にとっていい環境を作っていけるのかを毎日考えながら過ごしています。
このインターンシップを通して、できるだけ多くの方の話を聞き、色々な人の視点でものを見れるよう経験を積んでいきたいと思います。