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「世界」ってなんだろう

バングラデシュ?状態だった私が

VENTURASでインターンをしている訳

· バングラデシュ,日本就職,途上国,インターン,南アジア

初めまして!

3月からVENTURASのSTEMONという小学生にプログラミングを教える部署でインターンシップをしているrinaです!

今年で大学4回生になり、9月からデンマークへの留学を控えています!

今回、初めてブログを書いてみようと思います!

目次

  1. なぜVENTURASでインターンをしようと思ったのか
  2. 実際にVENTURASにジョインして感じたこと
  3. これからのインターンで行いたいこと
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1. なぜVENTURASでインターンをしようと思ったのか

私がVENTURASのインターンに応募した理由は、すごくすごくシンプルで、

「頭のセンサーみたいなものがビビッと反応したから」

です。笑

私は、VENTURASでインターンをする前まで、バングラデシュに行ったこともなければ、バングラデシュについて詳しいわけでもなければ、正直、バングラデシュに対してそれほど強い興味があったわけでもありませんでした。

でも、VENTURASのウェブサイトを見て3秒で、そういう予備知識や自分の心づもりなんて、一気にすっ飛ばしてしまうほど頭のセンサーが「ビビ!」っと反応したんです。

ただ単純に「なんだこの面白そうな会社!」って思って、その3秒後にはもうVENTURASに強く惹かれていました。これが私の一番素直な、一番最初のVENTURASにインターンをしようと思ったきっかけです。

次に、このブログを書くにあたって、

「VENTURASのウェブサイトの、VENTURASの、どこに

私の頭のセンサーが反応したんだろう?」

という疑問について改めて考えてみました。

すると、VENTURASと私の社会に対する「思い」が一致しているからだと気づきました。

小中学生だった私は、自分の育った環境や受けてきた教育が日本のいわゆる「普通の」教育を受けてきた子どもたちとは全く異なっていて、「教室」という小さい世界で「馴染み方」が分からなくて、ずっと迷子になっているような子どもでした。

「教室」が当時の自分にとっての「世界」で、そこから追い出されたら「終わる」と本気で思っていました。笑

だから、みんなの輪に入れてもらおうと必死にみんなの好きなものを勉強して、必死にみんなの好きなものを好きになろうとしました。反対に、必死に自分の「好き」を隠して、必死に自分の「好き」を無視しようとしていました。

今思えば、「教室」以外にいくらでも「世界」はあるし、人生そんなことで簡単に終わらないって思えるけれど、当時の私にとっては、その「教室」という狭い狭い「世界」が私の世界全てで、「どう私が変わればこの世界の輪に入れてもらえるんだろう」ということばかりを考えていたように思います。

私は、自分の見た目、家庭環境、自分が受けてきた教育、好きなもの・ことが周りと違うことがすごく嫌で、それらが原因で「世界」から除け者にされることがずっと怖かったんです。

その結果、私は好きなもの・ことをただ「好き」と人に言うことができなくなって、「自分」を見失ってしまいました。

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写真はアメリカで空港からダウンタウンに向かっている時に撮った写真。

自分のルーツと「好き」が詰まった大切な場所です

そんな義務教育過程を終えて、大学で「国際学部」という学部に入りました。

私はここで、今までの馬鹿らしい息苦しかった「世界」を

ぶち壊されました。

国際学部に入って、本当に様々なバックグラウンドを持った人に出会いました。

人種、国籍、肌の色、性別、宗教、家庭環境、教育、価値観、好きなこと・もの…

みんなが違う「自分」を持っていて、それなのに、みんな「自分」のままで、自分の「好き」を「好き」だと言えていることにひどく衝撃を受けました。

私はここで、やっと、本当にやっと、それまで私が「世界」だと思っていたものがいかに小さく、いかに馬鹿らしいかということに気づくことができました。

それと同時に、

「もっと早くこれを知れていたらどんなに救われただろう」

とも思いました。

自分のバックグラウンドや個性は「自分らしさ」で、みんなが違う「らしさ」を持っていていいんだということにもっと早く気づけていたらどんなに、どんなに生きやすかっただろうと自分の小さすぎた世界に、その世界を全てだと思っていた自分の狭すぎる視野にとても後悔しました。

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カナダに留学に行った時に撮った写真。

この留学中に出会った人や景色、価値観にとても影響を受け、

今の将来の夢にも繋がっています。

この点において、VENTURASのミッションステートメントに書かれてある「生まれた場所・家庭・文化風習等が違うだけで、なぜ個人の一生が左右されてしまうのか。境遇によって、なぜ『ありたい自分』『やりたいこと』が制限されてしまうのか。」という部分にとても共感しました。

私は、VENTURASのこの疑問が自分の幼少期を見透かされているようで、自分に言われているようで、だから、「この会社で、このミッションを持っている人たちと一緒に働いてみたい」とVENTURASにほんの数秒で惹かれてしまったんだと思います。

自分と同じような経験をしている子どもたち、もしくは、これから自分と

同じような経験をするかもしれない子どもたちの「世界」を広げたい。

彼らには自分と同じ思いを絶対に経験して欲しくない。

彼らには自分の「好き」を隠して、自分を偽って、生きていって欲しくない。

無限大の可能性を無限大の世界で、目一杯発揮して、逞しく生きていってほしい。

この私の後悔から来る強い願いをVENTURASでなら、実現できるんじゃないか、そんな希望をVENTURASに見つけられたので、私はVENTURASのインターンに応募することにしました。

2. 実際にVENTURASにジョインして感じたこと

次に、VENTURASに入って、実際にバングラデシュの子どもたちにオンラインで2回授業を教えてみて感じたことを書こうと思います。

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2回目の授業の様子

車から受けていたり、授業と全く関係のないプログラミングを見せてきたりなど

子どもたちのペースやエネルギーに圧倒されています。笑

正直な感想は、「楽しい!!」半分、「難しい…」半分です。笑

自由で好奇心旺盛なバングラデシュの子どもたちはすごく可愛くて、パワフルで、オンライン上でも先生側がそのエネルギーに圧倒されてしまいそうになるくらいです。

「学びたい!」という意欲がとても伝わってきて、教えがいがあり、教えていて楽しいです。

でも、それと同時に、「バングラデシュの小学生にオンラインでプログラミングを教えるって難しすぎる…」とも感じます。日本の小学校で日本人の小学生に日本語で何かを教えて、学ぶことを楽しんでもらうことでさえ、十分難しいことだと思います。それをさらに、英語で、海を超えて、オンラインで、プログラミングとなるととてつもなく難しいです。笑

でも、難しいからこそ、分からないことだらけだからこそ、自分の限界を突破しようとするからこそ、面白いし、学びがあるし、成長できるんだと思います。

VENTURASでのインターンを終えた自分がどれくらい成長しているのか楽しみにしながら、子どもたちと一緒に学んでいきたいと思っています。

3. これからのインターンで行いたいこと

今2回の授業を終えて強く感じるのは、

子どもたちの「やりたい!」に全力で応えたい

ということです。

子どもたちは、私がVENTURASに入ってどのくらいか、何回目の授業かなんて関係なく、

沢山の質問をしてくれます。

「これってどうやるの?」

「ここをもっとこうしたい!」

「もっと課題が欲しい!」

こんな子どもたちの貴重な「やりたい!」に応えたいという思いはあるものの、

私が不慣れだったり、知識不足だったりして、子どもたちの「やりたい!」に対して100%、120%で返せないのがすごくもどかしく感じます。

なので、早く慣れて、もっと私自身が勉強して、子どもたちの「やりたい!」に全力で応えたいというのが今私が一番インターンでやりたいことです。

その結果、子どもたちがもっと学ぶことに対して面白いと思ってくれたり、もっと「やりたい!」が増えたらそんな嬉しいことはないなと思います。

最後に

私は、新型コロナウイルスの影響でデンマークへの留学が1年延期になり、何かできることはないかとすごくもどかしい思いでいました。

グローバル化の影響で、世界はすぐ近くになったはずだったのに、それはこの1年で幻想だったかのように思えるほどにまで世界はまた遠ざかってしまったと私自身とても落ち込みました。

それでも、やっぱり、

「自分の世界を広げたい」

「世界と繋がりたい」

「何か面白いことがしたい」

という思いはどう足掻いても消えなくて、むしろ、増すばかりで、

だから、そうにか世界とまた繋がろうと足掻き続けていました。

そんな時にVENTURASのインターン募集のウェブサイトに出会い、ビビッという自分の直感を信じて即座に応募し、何もバングラデシュやプログラミングについて知識のない私がなぜか面接に合格し、今、VENTURASでインターンとして働いています。

多分、「世界」なんて自分次第でどうにでもなるんだとVENTURASのインターンシップに合格する過程と少しVENTURASで働き始めて思います。

私のような境遇を持った人、私のような思いを持った人がもし、このブログを読んでいて、少しでも「面白そう」だと思ったなら、是非インターンに応募して欲しいなと、是非一緒に働きたいなと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

では、お会いできることを楽しみにしています!

rina