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かけがえのない経験

こんにちは!インターン生の池田ひとみです。

長いと思っていた4か月間が一瞬で過ぎ去り、9月にSTEMONでのインターンを終え、現在はロンドンの大学に戻っています。今回の投稿では4ヶ月間のインターンで得た経験と学びを振り返りたいと思います。

   

私のインターンの主な活動はSTEMON (Science, Technology, Engineering and Maths) という、ユニークな学習プログラムをバングラデシュの小中学生に届けることでした。このプログラムの詳細は私の前回の記事(こちら)をご覧ください。メインの役割は講師としてバングラデシュの小中学生にオンライン授業でプログラミングを教えることと、カリキュラムやコンテンツ作成をすることの2つでした。子どもに教えた経験がなかったため、初めの頃は生徒の理解度やスピードの把握が難しいことも多々ありました。他の講師に相談したり、生徒とコミュニケーションをとりながら経験を重ねていくうちに、生徒ひとりひとりにあった授業のスピード、導き方が掴めるようになりました。オンライン授業は対面のものと違い、生徒のパソコン、インターネットやアプリケーションに不具合が生じた際に、限られた授業の時間を無駄にしないようにその場で瞬時に判断しベストな対応をすることが重要です。特にバングラデシュのインターネット環境は整備が遅れており、小さなトラブルは毎週のように発生します。状況を分析し、可能な対応や選択肢を考えたうえで、どの選択肢が一番良いものかを即座に決定するというスキルは、私は普段の生活で使う機会が少なかったのでとても鍛えられました。

生徒の画面シェアを見てほかの生徒がコメントすることで、主体的で対話的な学びが生まれます。

インターンの経験の中で一番やりがいがあり嬉しかったことは、生徒の成長を間近に見れたことです。間違いを恐れ、恥ずかしがって画面シェアをしたがらなかった生徒が「見てみて!どう?!」と画面シェアや質問を積極的にするようになったときは教える喜びを実感しました。また、生徒が宿題としてではなく、自分から進んで作品を家で作り、授業中に発表してくれたときも生徒が楽しめる授業の提供ができているのだなと嬉しかったです。

  

カリキュラム構成を考えた際は、プログラミングだけではなく社会に出たときに役立つスキルも同時に学ぶことができるレッスンを用意するように意識しました。例えば、各々が作ったプログラミングの作品についてプレゼンテーションを行うレッスンでは、プレゼンテーションを初めて経験した生徒も多くいたのでプレゼンテーションのコツなどを生徒と話し合ったりしました。

中学生クラスではかなり複雑な作品を作ることができる生徒もいます。

STEMONでは、オンライン授業導入により首都ダッカ在住でない生徒もSTEMONに参加することができるようになりました。私が教えたクラスにはインドやスリランカなどのバングラデシュ以外の国からの生徒も参加していました。STEMONでは現在さらに経済的、学力など多様なバックグラウンドを持つ生徒がプログラミングを学べるようにE-learning 立ち上げプロジェクトを始めました。E-learningであれば、生徒は都合の良いときに教材にアクセスでき、授業料もオンライン授業よりも低いので経済格差が大きいバングラデシュで経済的に余裕の少ない生徒もプログラミング授業を受けることができるようになります。E-learning立ち上げに携わらせていただき、教材として使用する授業の動画を撮影した際は生徒の反応が見えないため、解説をいかにわかりやすくするかに試行錯誤しました。STEMONは平等な教育の機会を広めたい、教育の格差をなくしたいという強い思いのある人にピッタリの場だと感じます。

   

STEMONのチームはとても温かく、気さくで、悩みや分からない点がある時に相談しやすくとても居心地の良い場所でした。このチームから離れることは寂しいですがいつかまたどこかで一緒に働けるように毎日精進したいと思います。

池田 ひとみ

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